季節ごとによって変わる攻略ポイント
競艇は季節によってデータや傾向が変わってきます。
季節が与える影響は主に次の3点です。
(偏西風)
(平均展示タイムが夏より0.05秒ほど速くなる)
(戸田は7月)
1年を通じて風が穏やかでプール水面を使っている戸田は、他の競艇場に比べて季節による風の違いが少ないです。
それでも、1年の中で冬は比較的風が強くなる傾向があるので、季節別データは無視できません。
戸田はモーターの性能差が大きいため、気温やモーターの入替によって波乱要素が大きく変わります。
季節ごとの攻略ポイントを理解して、季節とコンディション・モーター期待値を考慮した予想を心がけましょう。
当日の風を見極める
季節別のデータを見ると、冬がもっとも風が強くて波乱が起こりやすくなります。
しかし、戸田は冬でも穏やかなコンディションの日が多いので、その日の風の強さと向きを考慮して予想することが大切です。
ホームストレートが追い風だとインコース有利。向かい風だとセンターからアウト側が有利になります。
冬は比較的向かい風が多くなるので、センターまくりを狙った予想をするのに適した時期です。
風の影響については、こちらのページで詳しく解説しています。
モーターによる影響
戸田は狭いコースを理由にチルト角を厳しく制限されているので、直線重視の設定をすることができず、モーターの性能差が顕著に表れます。
また、水質が硬い淡水を使ったコースも、モーターの性能差が出やすい環境です。
そのため、季節によって以下の点で分析できる範囲に差が出ます。
7月~ | モーター入替があるので当たりモーターのデータがない(節の中で判断) |
---|---|
10月~ | 気温が低くなるにつれてモーターの性能差が大きくなる |
1月~ | モーターの性能差が大きくてデータも充実してくるので分析しやすい |
4月~ | モーターのデータは増えるが冬ほど顕著な傾向が出なくなる |
モーターのデータを重視した予想をするなら冬がおすすめです。
モーターの入替が行われた直後の夏は、展示タイムや選手とモーター別の節成績が重要になり、中級者以上はチャンスが大きくなります。
雨の日はインコース不利?
雨が降るとモーターのセッティングが若干ズレてしまいます。
競艇は荒れたコンディションになるとインコースが強くなる傾向がありますが、戸田の2019年3月~2020年2月のデータを見ると、雨・雪の条件では1コースの勝率が38%ほどに低下しています。
外枠からのまくりが決まりやすい戸田では、僅かなエンジンコンディションの違いでスタートが悪くなると、インコースからの逃げが決まりにくいです。
ただし、トップ選手になるとコンディションに合わせた調整をしてくるので、雨でも安定した結果を残しています。
雨が降った際はスタート展示と選手の実力・順応性からインコースを割引するべきか見極めるようにしましょう。